補・日本神話
古事記/日本書記の穴、
神武天皇以前の日本に関する言い伝え。
■日本のもと(母/子宮)
三輪出雲にいたクシナダヒメ。
集落間で略奪婚をしていた当時、
最後に残っていたクシナダヒメを
大陸から渡ってきたスサノオが救い、
→ヤマタノオロチの物語のもと
長曽根(生駒の曽根)に移動して結婚し、
生まれた子が優れた王となり、
賑栄える日子として“ニギハヤヒ”と呼ばれ
初代スメラミコトとなったのが日本の始まり。
その子孫が長曽根日子を世襲し、
大王として統治していた。
ちなみに、
親元(はじまり)、大親元の訛りが
やまと、大倭(おおやまと)らしい。
■神武東征(父/精子)
そこに九州から渡来したのが、
ニニギの系統、四人兄弟。
※ニニギは外からの渡来。沖縄か?
四男だけが生き残り、
神意により和の光が出現、
和解が成立。
長曽根から娘を出し、
高千穂から来たイワレ彦と結婚。
初代神武天皇として即位。
■日本のはじまり(受精)
これが卵子的な長曽根と
精子的な高千穂となっており、
それが受精して現日本が出来た、
という構図になっているらしい。
■忘れ去られる大倭(母)
ただし父なる天照・男系天皇ばかり
表に立っており、
母なるクシナダ・長曽根日子は
忘れ去られてしまっているとのこと。
父と母、両方あって、子供あるなり。
■大倭の地
では、その大倭の地はどこであるか。
奈良の生駒に“大倭神宮”というところがある。
ここが、金鵄の地であるとのこと。
日本の祖神をここに想う。